ジグソー法による教育実践動向の把握

大学院の教育の方法と評価I(初等)において,現在の教育方法の動向を把握する授業を実施した(3.5コマをかけての実施)。
18人いるので,附属小学校や文部科学省の研究開発学校をもとに,テーマを6つ設定し,3名ずつ割り振った。そのグループには,できるだけ教育実践から迫れるように資料を提供した。
次に,調べてきたことをテーマが異なる6名ずつのグループに編成し,調べてきたことを紹介してもらうことで,各テーマの理解を深めた。さらにそこから,再度3名からなるテーマグループに戻り,自分たちのテーマを中心としたコンセプトマップを描かせた。そして,グループ同士でコンセプトマップを比較し合い,足りない点や関連を気づかせた。
目標としておいていた動向把握にはある程度至れたのではないかと考える。中でもひとつひとつのテーマにとらわれることなく,どのように教育方法に関するテーマをとらえればよいか,また,大きくは方法の標準化と新しい学力を身につけさせるための探索的な教育方法で構成されていることなどについて,最後は説明した。
資料の下調べやテーマ設定にもう少し時間をかけたかったが,そこそこうまくジグソー法を適用できたのではないかと考えている。加えて,その下調べの段階で現在の附属校の動向もある程度把握できた(これも本当は,もう少し勉強を深めたかったが)。