学習規律の整ったクラス(佐世保市立中里小学校)

コミュニケーション能力育成プロジェクトの授業研究会として,佐世保市立中里小学校を訪問した。授業は「総合的な学習の時間」で,テーマは環境。自分たちの調べた成果をポスターセッション形式(というよりも小グループでの発表といったほうが適切か)だった。
授業の内容は今回はおいといて,このクラス,いわゆる授業ルーチンがものすごく整備されていた。たとえば,ひとのほうに向いて話を聞く,同意,発言態度などがとてもしっかりしている。担任の先生にやり方を問うたところ,夏休みまでは基本的なところを教師主導で徹底的にやり,秋以降はグループを中心に子どもたちの中でさせるように,教師は支援側にまわっていった,とのことであった。
コミュニケーション能力育成のためには学年当初の授業ルーチンの導入が欠かせない。場所が遠いだけになかなか学生を参加させることはできないが(今回は2名を連れて行った),卒業論文のテーマとなるし,何よりも見ていて勉強になる。実践研究できないだろうか。