パフォーマンス評価
パフォーマンス評価―子どもの思考と表現を評価する (日本標準ブックレット)
- 作者: 松下佳代
- 出版社/メーカー: 日本標準
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 単行本
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読んでもった感想は主として2つ。ひとつは文中にもあるように,現場への適用。やろうとしていることはよくわかるけれど,実際にこれを行うには時間などの面から困難を要する。そこで,いかにして現実的に実施できるか(もちろん理念を曲げずに)を考えていく必要がある。
もうひとつは思考,表現の評価について。これについてはいくつかの感想を持った。整理しきれないが,
- 表現様式に拘束され,子どもが表現できない可能性がある。このため,純粋な思考や表現力を見れないのではないか。
- 知識や理解とともに,表現力や思考力を見ることができないのではないか(知識・理解はあるが,表現力や思考力が欠如している場合)
- 現場とのかい離(現在の思考・表現に関する考えが現場に伝わっていない)。多くの現場がいわゆるちゃんとした内容を伝えるよりも,その手段に重きを置いている(特にコミュニケーション能力において言えること)
- 思考,表現の守備範囲(かなり多様な解釈がある)←それはルーブリックで解決か
最後にも書いたように,ルーブリックとの併用が求められている。これと同時にルーブリックのことについても考える必要性が指摘されている。