テレビ的教養

テレビ的教養 (日本の“現代”)

テレビ的教養 (日本の“現代”)

著者が過去の雑誌(放送教育や日本の教育,視聴覚教育)などから丹念に,放送教育や学校放送番組の各時代での位置づけを検討している本。噂ではあるが,NHK内部でも話題になっているとのこと。私も仕事でデジタル活用講座などにかかわっていることもあり,読んでみた。
西本・山下論争をはじめとして,放送教育のこれまでの歴史的な視点がとても勉強になった(ICTだけではなく,このようなベーシックな放送教育も勉強しなさい,という某先生からのアドバイスも頂いたこともあるので)。メディア教育やICT活用を専門としようとする人は,読んでおいたほうがよいと思う。