ネット依存の恐怖

ネット依存の恐怖―ひきこもり・キレる人間をつくるインターネットの落とし穴

ネット依存の恐怖―ひきこもり・キレる人間をつくるインターネットの落とし穴

タイトルの通りの本。ただ,オンライゲームへの依存がそのほとんどを示しているが。実際にどのような症状があるか,実例とともに説明をしている。ひとことで「ネット依存」といっても,そのタイプは様々でたとえば,引きこもりがちな中でネットにはまっていった人もいるし,ネットにはまった結果,引きこもりになっていったような人もいるということであった。その対応は決してみんな同じというわけではなく,それぞれの状況に合わせた対応をとっていかなければならないとしている。
本書を読んで今は「依存症になりやすい時代」なのではないかな,と思った。また,依存症になりやすそうな人が増えているようにも思う。これは,時代背景にもあるのではないか。社会としてある種ギリギリのところまで行ってしまっているのではないかという気がしている。