特別授業―ICT活用の実践研究に取り組む学校

教職実践専攻(いわゆる教職大学院)では,現場と密接につながった話題をテーマとすることが求められている。あのね,言うのは簡単なんですよ。でも実際にやるほうは難しい。週に1時間取られているわけだから,学校へ行って観察を行うなんてなかなかできない。前後の時間も調整できない。
そこで,本学期は2度,現職教員に大学に来ていただき,「教育の方法と評価」の特別講義を行ってもらった。2回目のゲストは田中先生@飯盛中学校。同校は現在パナソニック教育財団の研究指定を受けた研究校のひとつである。ICT活用,グループ活動,思考力の育成をキーワードにしている。今回は現職教員の院生とストレートマスターの合同授業にし,現職教員は研究主任という立場から実践研究をどのように広げていくか,ストレートマスターは具体的なICT活用を探るという位置づけでの授業であった。田中先生がとても丁寧に話を語ってくださったので,現職の院生を中心に質問や情報交換がなされた。夏休み中といえど,ICTEに引き続き来てくださって,本当にありがたかった。
このような取り組みもまた改善しながら来年度もやってみたいと思っている。これを読んでドキッとした先生,来年度は先生かも。どうぞよろしくお願いいたします。
まだ飯盛中の実践研究は始まったばかり。こういう機会が逆に実践研究をクリアにしてくれればと思っている。