なんだか違う感じの金曜日

うるさくて早朝に起こされるパターンが毎日続く。急いでいるわけではないので、毎日二度寝。思えば、今までの人生で最も交通量が多いところに住んでいる。海外に住むことの問題ではなく、住むことそのものが大きな環境の変化の一つになっている。なんだかなあ。
今日も大学へ。道中通る公立学校が静かだなあと思った。ハワイ教育省のサイトを見てみると、今週は秋休みらしい。昨日までは生徒を見たような気がするんだけどなあ。あと昨年度から予算削減のため、金曜日に休みを設けることがある情報を得た。聞くには聞いていたが、確認できたのは初めてだ。どうやら今年度はあまりないらしいけど。あとはメールを書いたり、日本の文科省の予算のことを調べたりした。例のパブリックコメントについても提出した。こんな感じで午前中は過ぎて、海外にいても「科研が書けん」。来週からなんとかしよう。
今日はなんだかこれまでの数日とは違った。日本は土曜日なので、twitter上の発言が少ないのは当たり前だが、こちらでは秘書の人は来ていないし、周りの先生もあまりいない模様。秘書さんは席を外していただけかもと思っていたら、2度目に訪れたさい、ドアも開かなかったので、帰ろうとすると周りの学生さんがその僕を見たのか、あとで出てこられた学科長の先生に声をかけてくれたようだ。仕事外のことで申し訳ないと思いながら事務のことを少し聞いてしまった。仕事の切り分けがあるから、よくないことだったかも。
あと、建物のドアのところでプチトラブルを経験。うまく書けないけれど、先に来た人が後に来た人のために支えて開けておくというようなコミュニケーションがあるが、あとから来た僕が支えようとしてすぐに出なかったため、「早く出て」と大きな声で言われた。あとでその人自体に要因がそうさせたことに気が付いたのだが、少しのことでいろいろと考えさせられた。
午後は少し外に出たが、あまりの暑さのため今日は歩くのを断念。この3日は雨が降っていないんだよな。教育学部の資料を見て、組織体制を少し勉強した。教育学部の中のDepartmentはこのようになっている。この中で、Institute for Teacher Education (ITE) は教員免許を出すところで、初等・中等教育のコースを持つ。これはマスターも出す。そのほかのところはデパートメントによりけりで学士を出すところもあるが、マスター、ドクターを持つ。僕がお世話になるEducational Technologyはアカデミックユニットとして、マスター、ドクター生のみを請け負っている。どちらかというと教授陣の数は少ない。
日本の通常の教育学部と比較すると何が違うのかを少し考えてみたが、簡単に述べるとするならば、Departmentの区切り方だろう。日本では教科色が濃いが、こちらでは教科色がDepartmentからはあまり見えない。これは日本の教職大学院を含めた教育系の大学院を考える際のひとつのヒントになりそうだ。ただ、こちらでは大学院生は現職教員が多いことには留意せねばならない。今日のところはこの程度にとどめておかないと、長崎方面からお叱りをいただくかもしれない(苦笑)。まあ何がいいのかはわかんないけど。
そうこうしているうちに日が暮れる。なんと6時に冷房が切れたみたいだ。あたりもひっそりと静まっているので、帰ることにした。これが金曜日だからなのかはよくわからない。
家に帰って、週末だからということでマグロをぶつ切りにして味付けしたポケなどを食して過ごした。これはうまい。いろんな味があるので、これからも試そう。
到着してから1週間。長いような短いような。忙しくやっているわけではないけれど、いろいろと考えさせられる日々を送っている。