先生のためのデジタルテレビ・ICT活用講座

日本放送教育協会が主催する先生のためのデジタルテレビ・ICT活用講座NHK神戸局で行われたので,講師として参加した。以前は「教え方教室」といっていて,私はそっちのほうが名前としては馴染み深い。この会,年に10回程度開催されている。調べたところ,私は今回で4度目の登板となるようだ。この会の特長は,学校放送番組を利用したベテラン実践者の模擬授業に参加できること,番組の制作者の話が聞けること,自分たちで授業を作ってみるというワークショップ形式であることの3点である。
利用番組は道徳等で活用される「カラフル」。埼玉の鶴田先生による模擬授業は,いわゆる伝統的な放送教育のスタイル(ゼロ分スタートなど)で,非常に興味深いものであった。先生を対象とした模擬授業は普通はあまりそういう雰囲気になりにくいのだけれど,参加者は引きこまれていた。坂口プロデューサーによる番組解説も大変面白かった。
私としては,先に書いた特長がうまく生かせるように,コーディネートしたつもりであるが・・・。最後に先方の要望に基づいて電子黒板の活用の話を簡単にした。
しかし,主催者のみなさん(もともと番組作りの陣頭指揮をとっておられた方々である)の会へのこだわりはすごいものがある。機材や什器の設置場所,立ち位置等。あまりこういうのにこだわりなくやってしまう自分はプロデューサーよりもアクター体質かなと思う。アクターなりにこだわらないといけないな。