休校直前の学校に訪問(T21プロジェクト)

インテル和歌山県が関係しているT21プロジェクトが2年間の計画を終えようとしているということで,実践アドバイザーのひとりとして,有田川町立修理川小学校を訪問してきた。この学校,全校児童6名の小さな学校である。この3月に休校となる。おそらく休校式などのお忙しい中,訪問させて頂いた。訪問にあたっては,県教委の柏木先生や中井先生にお世話になった。
ひとり1台の端末環境がこのプロジェクトの特徴であるが,子どもたちの活用能力は向上していた。ひとつの道具として教室に位置づいてきたような感じであった。また,初めはドリル型のような活用が多かったけれども,制作活動や交流活動等へバリエーションが広がっていた。先生方も慣れたということなのだろう。ただ,それにはICT支援員等のサポートが大きいように感じた。
あと1年ぐらいあれば,もう少し実践にも膨らみが出てきたように思うが,プロジェクト自体も終わるし,学校も休校なのでどうしようもない。当時はチャレンジングな試みであったと思うが,この2年で先進的な学校はすでにこういうことに取り組みつつある。こうした協働学習への取り組みが普及するのはまだまだ先のことだとは思うけれども,こうした実践も少しずつ広がっていくことを期待したい。