平和教育に関する打ち合わせ

連休前のことになるが,本学部の藤木教授が代表者となり採択された科研基盤研究(A)「逆拡張現実感を用いた体験し伝え共有する活動を組織する平和学習に関する総合的研究」の打ち合わせが行われた。
私を含めて3名の分担者がおり,それぞれ役割を分担することになっている。私が担当をするのは,平和学習に関するデジタル教科書の開発である。本打ち合わせでは,その前提条件を確認するべく,比較的自由な雰囲気で色々と話し合ったのだが,どのような中身でテキストを開発すればよいか,悩まされた。
インストラクショナルデザインの視点で言えば,そもそも何を学習目標とするかからスタートする必要があるが,それが態度であること,そもそも平和に関する対象や内容などが人によって受け止め方が違う。それに対して,長崎の外からきた人間(9年目に入ったが)が本当に関わって良いのかどうかという思いも素直に問いかけもした(ありがたいことに,藤木先生からは「もう長崎の人だよ」というお言葉を頂いたが・・・)。
さて,どのようなアプローチがあるか。長崎のことを再び見つめなおす良い機会となるので,充分に考えて取り組みたい。もちろん,教育工学研究者としての専門性も発揮しながらであるが。