「教職についての省察」のための手引き・2013ver

今学校の夏休み時期で,多くの大学教員が教員免許更新講習を実施していることだろうと思う。私にとっては,もはや日常となっており,今年度も各時間は短いものの,5回(うち3回は離島)担当した。必修領域のうち,「教職についての省察」をずっと担当しているが,ここで利用した問いかけ(私は「教職についての省察のための手引き」と呼んでいるが)を掲載しておく。毎年,少しずつ変更をしている。さて,来年度はどうなるだろうか。
なお,実施内容については,以下に簡単にまとめられているので,参照されたい。
寺嶋浩介(2013)教員免許状更新講習「教職についての省察」の設計ー教師の経験学習に対する認識に基づいてー 『日本教育工学会研究会報告集』JSET13-2 pp.33-40. (2013年5月18日)

教職についての省察のための手引き(2013年度版)

1.なぜ自分は教師になったのかを思い出してみましょう。

2.教職人生のスタート(臨時採用,非常勤含む)から今までのその時の「気分」をグラフに表してみましょう。それをグループの人に提示し,「一皮むけた経験」について,時期とともに説明してみましょう。

3.自分の最近の「経験学習力」を振り返り,チェックしてみましょう。

4.自身の「一皮むけた経験」から,どのような学びが得られますか?「経験学習チェックリスト」と関連づけながら,説明をしましょう。

5.教職5年目・27歳の同じ学校の先生にどのような経験を重ねて欲しいかを考えてみましょう。